普段はどういったお仕事をされていますか
アルミダイカスト素材の製品を多種類の刃物を使って加工する機械(マシニングセンター)のオペレーターをしています。現在は段取りや機械の操作を勉強中ですが、勉強を始めてみて『マシニングは奥が深いな』と思いました。新しいことを覚えることは好きですが、プログラムの作成やプログラムを解読することも学ばなければいけないと思うと、『今はまだまだ初歩的なことをやっているな、自分は発展途上だな』と思いながら働いている段階です。
この企業に就職した理由を教えてください
諏訪実業高校の定時制に通っていた3年生の終わりごろ、自動車免許を取り終えてアルバイト先を探していた時、学校の先輩がたまたまこの会社で働いていたこともあり、紹介してもらったのがきっかけです。学校は電車通学でかなり時間がかかったため、通勤で時間を取られるのはストレスになると考えていたので、会社が家から近いと知って『都合が良いな』と思いました。仕事内容については訪問してから知りましたが、接客業が苦手な自分には向いていると思っています。学校に通いながらアルバイトをし、卒業を機に正式に入社したので、就職活動をせず入社となりました。
やりがいや大変なこと
カメラや医療機器、計測器などの精密部品の加工をしていますが、ときには小指の先くらいの小さな部品の加工もあります。段取りをするときには手の感覚が大切なので、最近は素手で扱うことが多くなりました。刃物や材料の取り付けを、寸分たがわず確実に行うためには素手が良いのですが、肌荒れが一番の悩みです。同じことを繰り返すオペレーター作業のなかでも新しいことを学び、慣れないことでもどうやれば良いのか自分の中で考える、その時間が楽しくやりがいがあります。
学生時代から社会人になって思うことを教えてください
小学校、中学校を通して人付き合いに苦労し、人と関わりたくないと思い定時制高校へ行きました。仕事をしていくうちに会社の方々と接するようになってから、今まで感じていた人付き合いの難しさは、自分の方にも問題があったのではないかと考えるように変化しました。当初は、人と関わらず黙々と作業できることが気に入ってこの職業を選びました。幅広い年代の方や、いろいろな考え方の人に接していく中で、将来、困ったことがあったら相談できるような人間関係を築くことが大切だと気づきました。今になって思うと、人とのつながりの大切さを感じています。
就活生のみなさんへ
Message
自分は紹介がきっかけで入社しましたが、そういう人脈は大切だと感じています。経験する前に自分から進む道を狭めず、与えられた仕事をどんどん覚えるというのも一つの道だと思います。初めから決めつけることなく、自分の可能性を試してみるという形もあるのではないでしょうか。また、その仕事が合わないと思ったときには、会社にはいろいろな部署がありますので、会社の人に相談するのがいいと思います。